珊瑚の基礎知識
珊瑚は動物
見た目は植物の様ですが、実はクラゲやイソギンチャクの仲間に分類される刺胞(しほう)動物の一種です。
種類
世界には約800種類ものサンゴが存在し、沖縄には約380種のサンゴが確認されています。
サンゴの種類を大きく分けると、「珊瑚礁」と「宝石サンゴ」の2つに大別されます。
「珊瑚礁」は触手の数が6本で、海の浅いところに生息しています。イソギンチャクも、珊瑚礁の一種です。
「宝石サンゴ」は触手の数が8本で、深海に生息しています。成長に長い時間を要し、1cm育つのに数十年かかる種類もあります。
色
白色の、「シロサンゴ」
南シナ海、沖縄近海、土佐湾などで採取されます。
ピンク色の、「モモイロサンゴ」。
日本近海(小笠原列島・五島列島・奄美・沖縄・宮古島周辺)で採取されます。
宝石サンゴの中でも、最も大きく成長するため、彫刻物にも使用されます。
真っ赤な、「赤珊瑚」
サンゴのジュエリーとして目にする機会が多いのが、この赤珊瑚ではないでしょうか。
血の様に赤黒い、「血赤珊瑚」。
採れる量が非常に少なく、その中でも宝石として加工できる質の良さとサイズを持つ珊瑚は、世界的に貴重な最高ランクの珊瑚です。
これほどに色数の多い宝石は、珊瑚の他に存在しません。